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「OSAKA BB WAVE」(下)カツラ事件にステージ落ち?! 笑いてんこ盛り、ボランティア慰問も

 大阪市を拠点にし、ご当地アイドルでは珍しくライブを自前の常設スタジオ(西区九条)で行う「OSAKA BB WAVE」。近くの商店街でイベントを開催することも多く、大阪らしい?コテコテに地域に密着したアイドルだ。ハイクオリティーなダンスや元気なパフォーマンスでファンを熱くする。

踊っていたら…

大阪ミナミの道頓堀、大きなアーケードのある九条。活動の場とする2つの街は、ともに大阪らしい庶民的な雰囲気だ。

ニックネーム「あっち」こと28歳のファンの男性は「ステージは大阪らしく笑いと人情味にあふれる」と話し、36歳会社員は「ライブを見て、また1週間仕事を頑張る気にさせてくれる」と語った。

ファンがそう言うだけあって、メンバーのエピソードにはお笑いがてんこ盛りだ。

「結成当時は舞台に立っている人数も多く、踊ってたら舞台から落ちました」と田代麻由(たしろ・まゆ、16歳)は振り返り、

西田早希(にしだ・さき、16歳)は「制服コスプレLIVEではヤンキーキャラ設定で茶髪のカツラを身につけていたら、アンコールの曲の間にだんだんはずれてきて、最後に頭が(カツラを引っかける)ネットだけの状態になってました」と明かす。

藤野朱莉(ふじの・あかり、14歳)も「ときにはお笑いもします」とアピールし、石田愛梨(いしだ・あいり、16歳)は「笑えるネタは日々たくさんありすぎて、えらべませ~ん」と言い切った。

お客さんリポート

「道頓堀では1月に宝恵籠行列、8月に道頓堀盆踊り、九条では常設スタジオの近くにあるナインモール九条商店街で多くのイベントに出演しています」

栗永ゆりか(くりなが・ゆりか、13歳)と、室山愛華(むろやま・あいか、16歳)は、地道な活動もやっていると明かす。

ステージだけでなく「漫才をお父さんと老人ホームなどでやらせていただいています」(尾崎優芽、おざき・ゆめ、12歳)と地域ボランティアに力をいれるメンバーもいる。

地域に密着し、ファンとの“距離”も近いのが魅力だ。

LIVEの感想をお客さんに聞くコーナーもあり、「メンバーになる前に客席で見ていたら、メンバーのりなちゃんにインタビューされました」(上迫希佳、うえさこ・ののか、11歳)というエピソードもある。

1000人ライブ

最大200人が収容できる自前の劇場「BB Station」を九条に構え、毎月第1、第4土曜日にライブを開いている同ユニット。

アイドルのライブ活動を中心に追うウェブサイト「ミニシアター通信」を運営する竹内みちまろさんは「ユニットの新しいニュースを発表するときに、ホームページなどウェブ上だけでなく劇場で会見を開き直接伝えることができる」とメリットを指摘。

さらに、「自前のスタジオならば、遠征先のスタジオよりも自由がきき、ファンとの距離感が近いパフォーマンスができる」としている。

ユニットがライブを始めてから5周年記念で11月29日、これまでの最大規模となる“1000人ライブ”を、新大阪駅近くのメルパルク大阪(淀川区宮原)で開催する予定だ。

メンバーは「大阪の良いところを全国に伝え、大阪にみなさんを笑顔にした」と口をそろえ、ユニットのモットーである「LOVE&SMILE」を全国に発信していく。

=敬称略

(昌林龍一、写真も)

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引用元:http://www.sankei.com/region/news/150523/rgn1505230003-n1.html
引用サイト:logo_sankeinews

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