調印式に臨んだ市社協の中後仁美会長（手前中央左）と実行委員ら＝三田市総合福祉保健センター
お酒を飲んで、福祉に貢献を－。イタリアのお酒「カンパリ」を飲むと、１杯につき１０円が「赤い羽根共同募金」に寄付される取り組みが４日～１０月５日、兵庫県の三田市内を中心に飲食店３１カ所で行われる。名付けて「カンパリダービー」。参加店でつくる実行委員会と、募金窓口となる市社会福祉協議会が１日、寄付の覚書に調印した。“カンパリでカンパーイ”（山岸洋介）
カンパリは赤い色と爽やかな苦みが特徴の酒。カクテルのベースに使われ、炭酸で割ったり果実と合わせたりする飲み方が人気だ。サントリー酒類が正規代理店として国内販売を手がける。
三田市中央町のバー「Ｔｒｅｓ（トレス）」で７月、オーナーの秋山祐希さん（２８）と、常連客である同社の営業担当が「カンパリを使い、飲食店が盛り上がる催しを」と発案。地元の活性化イベントで豊富な経験のある梅澤豊和さん（４０）に相談したところ「せっかくなら社会貢献できる企画に」と、寄付の仕組みに発展した。
参加店は客へ提供したカンパリの飲み物１杯につき１０円を寄付。１杯以上飲み、かつ１５００円以上の飲食をした客は、シャツやペンなど賞品の当たるくじが引ける。販売量１～３位の店には同社から賞品が出るため、店と客にも利点がある。
また、市社協によると、三田市内で集まった募金は、約８割が地元の福祉に役立てられることになるという。
実行委は「日本初の取り組み」とする。調印式で、中後仁美会長（７７）は「非常にありがたい」と感謝。実行委代表の秋山さんは「地元の活性化と社会貢献につながればうれしい」と話した。参加店は実行委のフェイスブックやチラシで周知する。梅澤さんＴＥＬ０９０・３９９５・２８９８
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引用元：http://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201509/0008357378.shtml
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