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米沢市ご当地アイドル「Ai-Girls」、秋葉原でキュートなパフォーマンス!

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Ai-Girls (撮影:竹内みちまろ、2015年5月30日、AKIBAドラッグ&カフェにて)


山形県米沢市から全国に愛と元気を届ける社会貢献アイドルユニット「Ai-Girls」が2015年5月30日、東京・秋葉原の「AKIBAドラッグ&カフェ」にて、全国初流通となる3rdシングル「so sweet~君と~」の発売記念イベントを開催した。

「Ai-Girls」は、歌とダンスで地域を盛り上げ、ボランティア活動、社会貢献活動を通して地域の人々と関わり、郷土愛を育むことで、青少年の健全育成を図ることを目的とする「Ai-Girls育成プロジェクト」から生まれたユニット。2013年4月29日に米沢市上杉まつり開幕祭にてデビューし、この日は、キララ、れーなぽん、ナギ、まひろ、アリス、あみりん、みなみ、ひよりん、ひかりん、はぁちゃん、こーたんが出演。新衣装に身を包んだキュートなライブとトークを披露して、詰めかけたファンを熱狂させた。

「全国『あまちゃん』マップ!あなたの町おこしキャンペーン」での山形県代表公式サポーターや、「恋する地元(恋ジモ)キャンペーン」での“恋ジモサポーター”山形県代表に選ばれるなど、大活躍の「Ai-Girls」だが、どのようにして結成され、どんな活動をしているのか。「Ai-Girls」を運営するAi-プロジェクト代表の塩川智子さんに話を聞いた。

「Ai-Girls」は、米沢市が行っていた市民からの提案制度に、塩川さんが提案した、歌とダンスを主体とし、社会貢献を行う青少年を育成したいという企画が2012年に採用され、米沢市との共同モデル事業として始まった。オーディションと半年間のレッスンを経て、2013年4月にデビュー。

なぜ、青少年の健全育成という目的を推進するために、社会貢献を行うアイドルという手段を選んだのかを尋ねると、「Ai-Girls」結成以前のエピソードを話してくれた。

2002年に米沢市で週休2日制が導入されたが、塩川さんは、「山形は共稼ぎの家庭が多く、土曜日に両親がいない家庭が多かったです」と話す。地域の中に子どもたちの受け皿を作ることができないかと考え、2002年にボランティア団体を立ち上げ、小学生を対象とし、中高生にスタッフという形で参加してもらい、10年程、「土曜日講座」を運営。地域の人が毎月1、2回、子どもたちに、郷土料理の作り方を教えたり、スポーツや田植えを一緒に行うなどの活動をしていたという。が、スポーツ少年団などが立ち上がり、子どもたちの受け皿が増え、同時に、「ボランティアをやりたいという子どもたちがいなくなってしまいました」。

「なんとか社会教育の現場に子どもたちを引き戻せないかと思っていたときに、東日本大震災が起きました。AKB48さんが被災地でボランティアをなさっている画像を拝見し、アイドルとボランティアは結びつくのだなと思いました。私自身、アイドルには関心が無かったのですが、発想を転換しまして、アイドルというコンテンツを使って、社会貢献を行う子どもたちを育成しようと思い、米沢市に提案させて頂きました」

「Ai-Girls」は結成後、「会いに行くアイドル」として、イベントでのゴミ拾いや、各種施設の慰問訪問をはじめ様々な地域貢献活動を行っている。この日に参加した11名のメンバーは全員、「Ai-Girls」に入る前は一度もボランティアでの地域貢献活動をしたことがなかったというが、そんな子どもたちも、アイドルとして活動をするようになると「輝くように変わります」とのこと。また、「Ai-Girls」が活動を始めてから「市民の方の笑顔が本当に増えていることを実感しています」と、「Ai-Girls」が生まれたあとの地域での変化を紹介してくれた。

「土曜日講座」でも、歌とダンスの指導を担当してくれる人がおり、子どもたちと一緒に練習をして、施設に披露に行っていた。しかし、「ボランティア集団として施設に行くのと、アイドルとして施設に行くのでは全然違います」とのこと。誤解を恐れずに言えば、やることは同じでも、「アイドルである」というだけで、すべてが変わるということかもしれない。

塩川さんは、「ボランティアというものは決して地味な活動ではなく、楽しいものなんだということを身をもって体験することで、この子たちが大人になり、地域に帰ったときに、地域のリーダーとして社会貢献活動を行うことができるのでは」と話す。また、「青少年育成には、アイドルというコンテンツはもってこいのツールでした。私もやってみて、びっくりしているのですが、ドンピシャに当てはまりました」と笑顔を見せる。

「東北は震災後、アイドルさんがどんどん増えています。やはり、地域に笑顔が無くなっていますので。笑顔を届けて、みんなを元気にすることがアイドルの一番の使命なのかなと思います」と話してくれた塩川さんは、アイドルとしての活動で子どもたちが輝いていく姿を目の当たりにし、「見て頂き、応援して頂くことが、人を育てることの一番のポイントなのかなと思います」と実感を込めて語った。

キュートで愛らしい「Ai-Girls」の益々の活躍と同時に、芸能やビジネスという枠組みすらを突き破って、日本の社会に深く浸透し始めた“アイドル”という存在の今後にも注目してみたい。(竹内みちまろ)
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引用元:http://minicine.jp/1/0202.html
引用サイト:logo_tokyoidoltuushin

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