今やハリウッド女優としてよりも起業家、経営者としての顔がすっかり板についているジェシカ・アルバ。フォーブス誌でも、一代で財を築き上げたアメリカで最もリッチな女性のひとりとして選ばれました。
出産後、自分が本当に安心して使える商品がみつからなかったことをきっかけに、自らオムツなどのベビーグッズや洗剤などの家庭用品の開発販売を手がける「The Honest Company」をパートナーと共に設立。今やその企業価値は1ビリオンドル、ジェシカ個人の総資産額は200ミリオンドルと言われ、株式公開も近いと噂されています。
そんなジェシカのビジネス成功の秘訣をフォーブスからご紹介します。
アイデアを磨き上げた
当初のジェシカは、アイデアはたくさんあったものの、どうも的を絞れていなかったという問題がありました。
「(ジェシカのビジネスパートナーである)ブラインに色々なことを詰め込みすぎた50ページにも渡る計画を売り込んだのです。」とジェシカは言います。その18ヶ月後、ジェシカは完結なブランド価値とサービスを反映し磨き上げた10ページのパワーポイントを手に、ブライン・リー氏に会いました。そして、「ブライアンは分かってくれました。」とコメントしています。
「Forbes」より翻訳引用
小さい時から酷いアレルギーがあったというジェシカだからこそ、出産後本当に安心して使えるベビーグッズに着目し、本当に納得できるものしか使いたくないという強い思いがビジネスへと変わっていったのでしょう。
さらに夜中にオムツが無くなってしまうという自らの経験から、当時はまだ新しかった定期デリバリーのサービスも思いついたと言います。そんな素晴らしいアイデアや情熱はもちろんのこと、18か月という長い月日をかけてプランを磨き上げたこともビジネス成功の大きな要因となっているのは想像に難しくありません。
自分の強みを生かし、弱みは他でカバーする
ジェシカは会社に関する自分の強みを知っています。「マーケティングとデザインをするのが大好きなのです」「そして包括的なブランドのビジョンを考えるのも好きです。その分野に一番力を注いでいます。」とジェシカは言います。
「Forbes」より翻訳引用
自らが得意でない分野に関しては一流のパートナーと組むことでカバーしているというジェシカ。「自分が一番賢いと思わないこと」いうジェシカは、自らのプライドよりも、その分野のエキスパートの意見を尊重するという姿勢を貫くことで、企業として大きく成長してきたようです。
SNSを活用したマーケティングと広告
ジェシカは当然セレブリティとしての要素が、会社の成功の大きな要因の一つであることを理解しています。共同創設者であるとともに会社の顔となり自ら「屋根の上から叫ぶ」、と表現するように会社の宣伝灯となってきました。ジェシカとチームは常にテレビ広告などよりもフェイスブックなどの費用が抑えられるマーケティングツールを利用しています。
「Forbes」より翻訳引用
最近はジェシカだけでなく、ハリウッドでビジネスやチャリティを主催するセレブたちは皆フェイスブックやインスタグラムなどのSNSをマーケティングや宣伝広告の手段として利用しています。インスタグラムでは5ミリオンのフォロワーがいるジェシカは、SNSを上手く活用しているセレブの一人としても知られているのです。
それに加えて、ジェシカの商品とは知らずに使い続けている人も多いほど商品のクオリティが高いことが成功の要因となっていることは言うまでもありません。
自らの情熱をビジネスにして大きな成功を納めているジェシカ。新しい商品の開発に株式公開。彼女の躍進はまだまだ続きそうです。
[Forbes]
photo by Getty images
白石里美
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引用元:http://www.cafeglobe.com/2015/06/047024jessica_alba_business.html
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