心臓の心室が硬くなって心不全につながる難病「拘束型心筋症」を患う流山市の金沢佳代ちゃん(1)が米国で心臓移植手術を受けるため、支援団体が進めていた募金が目標額の2億4500万円に達したことが26日、同団体への取材で分かった。来月の渡航を目指しているという。
支援団体「かよちゃんを救う会」(佐藤典孝代表)によると、4月から募金を開始。今月21日までに募金で1億4千万円以上が集まっていたが、必要額に約1億円届かず、支援者らは「1日でも早く」と連日、街頭などで寄付金を募ってきた。
都内で入院中の佳代ちゃんは薬の投与で症状の悪化を抑えているが、投与量は限界が近づいている。目標とした6月中の渡航はかなわなかったものの、「主治医によると、8月上旬までに行けば渡航に耐えられる」(佐藤代表)ことから、7月20〜25日の渡航で調整している。
佐藤代表は「支援してくれた皆さんに感謝したい。なんとか間に合って安心した。ただ、佳代ちゃんが手術を終えて無事帰国することが最終目標。これからが本番」と話した。
主治医によると、拘束型心筋症は、乳幼児では1年後の生存率は50%程度。佳代ちゃんは肺高血圧症を合併していて国内での移植を待つことができず、米国での移植を決めた。
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引用元:http://www.chibanippo.co.jp/news/national/264114
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