東京マラソン財団は6月30日、都内で東京マラソン2016と同財団スポーツ・レガシー事業についての記者説明会を開催した。記者会見には車いすの副島正純選手、 チャリティ・アンバサダーの朝日健太郎さん、スポーツ・レガシー委員の為末大さんらが登壇した。

東京マラソン2016は、2016年2月28日に開催する。10回目の節目となる記念大会となり、ロゴを刷新。定員を1000人増やし、マラソンは2015年から1000人増えて3万6500人になる。種目はマラソン(男子・女子、車いす男子・女子)と10km(ジュニア&ユース・視覚障害者・知的障害者・移植者・車いすの各男子・女子)を実施。リオデジャネイロ五輪や同パラリンピック大会などの日本代表選考会も兼ねる。10kmは定員500人。

参加申し込み期間は2015年8月1日~8月31日となり、申し込み者多数の場合はこれまでと同様に抽選になる。

また、先行してチャリティランナーの申し込みを7月1日から(先着3000人)、東京マラソン財団公式クラブONE TOKYOプレミアムメンバーを対象にした申し込みを7月1日~7月31日まで行う(3000人)。

前回大会から立ち上がったスポーツ・レガシー事業は、チャリティ事業の一環として行われるものだ。スポーツの夢(強化育成)・スポーツの礎(環境整備)・スポーツの広がり(普及啓発)・スポーツの力(社会貢献)に基づきスポーツを応援するための寄付を募るもの。

為末さんは、「アスリートが競技以外のところでいかに社会でリーダーリップを発揮していけるか、ということに私たちが協力していきたい」と語る。さまざまな分野でリーダーとして活躍する人の基調講演や、リーダーを育成するワークショップなどを展開する。

《五味渕秀行》