現地時間4月25日、ネパールを襲った巨大地震。発生から2週間ちかくたって、死傷者の数は増え続けている。東日本大震災では毛布5000枚の物資のほか、被災地でのネパール料理の炊き出しなど、数々の支援活動を行った親日国・ネパール。今度は日本人がネパールを救う番だ。彼らへの身近な「恩返し」の方法を紹介したい。
近年、多くの団体が取り入れている支援の方法が「ネットでの募金」である。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが特使を務める国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や日本赤十字を筆頭に、多くの団体がネットでのカード決済による募金を取り入れている。サイト上から募金の画面に進み、カード情報などを入力するだけで簡単に募金ができる仕組みだ。
また、日本赤十字ではネットのほか、銀行での振込みも受け付けているので、振込派はこちらがよいかもしれない。三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行といった主要銀行を網羅しているので、マイバンクからの振込ができそうだ。
■UNHCR
ネットでのカード決済。募金画面で「緊急支援(ネパール地震)」を選ぶことで支援が可能。一口1000円から。
https://www.jawfp.org/oneshot?btn=NPL
■日本赤十字
ネットでのカード決済、銀行振り込みで受け付け。7月31日まで。
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2015_1/
また、最近では諸外国を支援するNGOが増えているので、そちらに寄付するのもひとつの手。しかし団体が多すぎて、どこに寄付していいのか迷うことも。そんなときには、国際協力NGOセンター(JANIC)の「NGOサポート募金」をチェックしてみては。ここは「NGOを支援するNGO」で、サポート募金に集まった募金は、ネパールを支援する18のNGOに均等分配される。サイト上には「毛布・防水シートの配布」「仮住居の支援」など、それぞれのNGOの活動が詳細に書かれているので、使途が見えるところもポイントだ。
■NGOサポート募金(NGOを支援するNGO 国際協力NGOセンター(JANIC))
ネットでのカード決済、銀行振り込みで受け付け。ジャパンネット銀行も使用可。一口1000円から。
http://www.janic.org/bokin/matomete/matomete18.php
もっと気軽に募金できるのが無料通話アプリLINEでの支援だ。ここではLINEスタンプの購入を通じた募金が可能。「Pray for Nepal」(120円)のスタンプを購入すると、売り上げが日本赤十字を通じて寄付されるというシステムである。LINEでお馴染みの可愛らしいキャラクターが描かれたスタンプは、使い勝手もよさそう。販売期間は5月31日までなので、それまでにチェックしてみては。
■LINE STORE
スタンプ「Pray for Nepal」(120円)。売り上げは被災地での救援活動に使われる。5月31日まで。
https://store.line.me/stickershop/product/4378/ja
またレンタルショップTSUTAYAや、その他提携店などで貯まるTポイントも、実は募金することもできる。ポータルサイトYahoo!が行っている「Yahoo!基金」では、ネットでのカード決済のほか、貯まっているTポイントを寄付することが可能だ。利用可能なTポイントがあれば、Yahoo!JAPAN IDでログインするだけで簡単に募金ができる。保有ポイントはログインすれば募金画面に表示されるので、そこから自分がいくら募金するのかを決めればOK。意外に貯まっているポイント、これを機に使ってみてはどうだろう。
■Yahoo!基金
ネットでのカード決済、Tポイント、さらにソフトバンクのスマホからは利用料とまとめて寄付も可能。
http://donation.yahoo.co.jp/detail/1630016/
東日本大震災では、諸外国からの支援に多くの人が感動したのではないだろうか。あのときの恩返しができるときが来ているのかもしれない。
(ライター・横田泉)
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引用元:http://dot.asahi.com/apc/2015050500004.html
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