兵庫県三木市内の3高校で13日、文化祭があった。三木東高校(別所町小林)は創立40周年を記念し、巨大モザイクアートを制作した。三木高校(加佐)と三木北高校(志染町青山6)は、それぞれ東日本大震災とネパール大地震の被災地を支援するため、特産品の販売や募金活動に取り組んだ。(大島光貴)
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三木東高校の「武塚祭」では縦約7メートル、横約8メートルのモザイクアートが登場した。人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のキャラクターを描き、「あなたの夢はきっといつか叶えられるから」などのメッセージが添えられている。
3年生の有志64人と八木啓介教諭(29)が制作。A3のコピー用紙約700枚にフェルトペンで赤や青、黒の色を塗り、ブルーシートに貼り合わせた。約2週間かけて仕上げた。
責任者の上山あかねさん(17)は「一つの作品を作り上げようと強い気持ちで3年生が協力し合えた。飾ったとき、達成感があった」と充実した表情で見上げていた。
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三木高校の「釜城祭」では、生徒会執行部と生徒会が募った1、2年生の有志計約40人が、宮城県の生産者から仕入れたワカメと揚げかまぼこを販売した。
2012年、野球部が同県の志津川高校と交流したことがきっかけで、昨年販売を始めた。用意した商品は完売、収益は同県庁の義援金受付窓口に送るという。
生徒会長の3年太田あずささん(17)は「現地にボランティアに行くのは難しいが、地元で活動できるのはありがたい。少しでも力になれば」と話した。
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三木北高校の「青志祭」では、生徒会執行委員会の18人がネパール大地震の被災者らを支援する募金活動に取り組んだ。
同校は「あしなが育英会」のCMロケ地になったことが縁で、数年前から同会への募金を続けている。今年は準備中にネパール大地震が発生し、同国支援も行うことにした。
生徒らは地震の状況などを紹介するパネルを制作。二つの募金箱を手に支援を呼び掛けた。生徒会長の3年松本彬君(17)は「復興のために使ってもらえたら」と願いを込めた。
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引用元:http://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201506/0008120425.shtml
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